エゼキエル書 1:2-14 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

2. これはエホヤキン王の捕え移された第五年であって、その月の五日に、

3. 主の言葉がケバル川のほとり、カルデヤびとの地でブジの子祭司エゼキエルに臨み、主の手がその所で彼の上にあった。

4. わたしが見ていると、見よ、激しい風と大いなる雲が北から来て、その周囲に輝きがあり、たえず火を吹き出していた。その火の中に青銅のように輝くものがあった。

5. またその中から四つの生きものの形が出てきた。その様子はこうである。彼らは人の姿をもっていた。

6. おのおの四つの顔をもち、またそのおのおのに四つの翼があった。

7. その足はまっすぐで、足のうらは子牛の足のうらのようであり、みがいた青銅のように光っていた。

8. その四方に、そのおのおのの翼の下に人の手があった。この四つの者はみな顔と翼をもち、

9. 翼は互に連なり、行く時は回らずに、おのおの顔の向かうところにまっすぐに進んだ。

10. 顔の形は、おのおのその前方に人の顔をもっていた。四つの者は右の方に、ししの顔をもち、四つの者は左の方に牛の顔をもち、また四つの者は後ろの方に、わしの顔をもっていた。

11. 彼らの顔はこのようであった。その翼は高く伸ばされ、その二つは互に連なり、他の二つをもってからだをおおっていた。

12. 彼らはおのおのその顔の向かうところへまっすぐに行き、霊の行くところへ彼らも行き、その行く時は回らない。

13. この生きもののうちには燃える炭の火のようなものがあり、たいまつのように、生きものの中を行き来している。火は輝いて、その火から、いなずまが出ていた。

14. 生きものは、いなずまのひらめきのように速く行き来していた。

エゼキエル書 1