エゼキエル書 1:10-19 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

10. 顔の形は、おのおのその前方に人の顔をもっていた。四つの者は右の方に、ししの顔をもち、四つの者は左の方に牛の顔をもち、また四つの者は後ろの方に、わしの顔をもっていた。

11. 彼らの顔はこのようであった。その翼は高く伸ばされ、その二つは互に連なり、他の二つをもってからだをおおっていた。

12. 彼らはおのおのその顔の向かうところへまっすぐに行き、霊の行くところへ彼らも行き、その行く時は回らない。

13. この生きもののうちには燃える炭の火のようなものがあり、たいまつのように、生きものの中を行き来している。火は輝いて、その火から、いなずまが出ていた。

14. 生きものは、いなずまのひらめきのように速く行き来していた。

15. わたしが生きものを見ていると、生きもののかたわら、地の上に輪があった。四つの生きものおのおのに、一つずつの輪である。

16. もろもろの輪の形と作りは、光る貴かんらん石のようである。四つのものは同じ形で、その作りは、あたかも、輪の中に輪があるようである。

17. その行く時、彼らは四方のいずれかに行き、行く時は回らない。

18. 四つの輪には輪縁と輻とがあり、その輪縁の周囲は目をもって満たされていた。

19. 生きものが行く時には、輪もそのかたわらに行き、生きものが地からあがる時は、輪もあがる。

エゼキエル書 1