イザヤ書 9:11-21 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

11. それゆえ、主は敵を起して彼らを攻めさせ、そのあだを奮い立たせられる。

12. 東にスリヤびとあり、西にペリシテびとあり、彼らは大口をあけてイスラエルを食い尽す。それでも主の怒りはやまず、なおも、そのみ手を伸ばされる。

13. しかもなお、この民は自分たちを撃った者に帰らず、万軍の主を求めない。

14. それゆえ、主はイスラエルから頭と尾と、しゅろの枝と葦とを一日のうちに断ち切られる。

15. その頭とは、長老と尊き人、その尾とは、偽りを教える預言者である。

16. この民を導く者は、これを迷わせ、彼らに導かれる者は、のみ尽される。

17. それゆえ、主はその若き人々を喜ばれず、そのみなしごと寡婦とをあわれまれない。彼らはみな、不信仰であって、悪を行う者、すべての口は愚かな事を語るからである。それでも主の怒りはやまず、なおも、そのみ手を伸ばされる。

18. 悪は火のように燃え、いばらと、おどろとを食い尽し、茂りあう林を焼き、煙の柱となって巻きあがる。

19. 万軍の主の怒りによって地は焼け、その民は火の燃えくさのようになり、だれもその兄弟をあわれむ者がない。

20. 彼らは右手につかんでも、なお飢え、左手で食べても飽くことがない。おのおのその隣り人の肉を食う。

21. マナセはエフライムを、エフライムはマナセを食い、彼らは共にユダを攻める。それでも主の怒りはやまず、なおも、そのみ手を伸ばされる。

イザヤ書 9