イザヤ書 38:1-11 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

1. そのころヒゼキヤは病気になって死にかかっていた。アモツの子預言者イザヤは彼のところに来て言った、「主はこう仰せられます、あなたの家を整えておきなさい。あなたは死にます、生きながらえることはできません」。

2. そこでヒゼキヤは顔を壁に向けて主に祈って言った、

3. 「ああ主よ、願わくは、わたしが真実と真心とをもって、み前に歩み、あなたの目にかなう事を行ったのを覚えてください」。そしてヒゼキヤはひどく泣いた。

4. その時主の言葉がイザヤに臨んで言った、

5. 「行って、ヒゼキヤに言いなさい、『あなたの父ダビデの神、主はこう仰せられます、「わたしはあなたの祈を聞いた。あなたの涙を見た。見よ、わたしはあなたのよわいを十五年増そう。

6. わたしはあなたと、この町とをアッスリヤの王の手から救い、この町を守ろう」。

7. 主が約束されたことを行われることについては、あなたは主からこのしるしを得る。

8. 見よ、わたしはアハズの日時計の上に進んだ日影を十度退かせよう』」。すると日時計の上に進んだ日影が十度退いた。

9. 次の言葉はユダの王ヒゼキヤが病気になって、その病気が直った後、書きしるしたものである。

10. わたしは言った、わたしはわが一生のまっ盛りに、去らなければならない。わたしは陰府の門に閉ざされて、わが残りの年を失わなければならない。

11. わたしは言った、わたしは生ける者の地で、主を見ることなく、世におる人々のうちに、再び人を見ることがない。

イザヤ書 38