雅歌 4:2-11 リビングバイブル (JLB)

2. 歯は、毛を刈って体を洗ってもらったばかりの羊の群れのように、真っ白で、きれいな歯ならびだ。 

3. くちびるは赤い糸のようで、かわいらしい口もとが、何とも言えない。 巻き毛のかかる頬は愛らしく、ふくよかだ。 

4. 首は、千人の英雄の盾で飾られているダビデの塔のように、しっかりしている。 

5. 二つの乳房は、ゆりの間で草を食べている、ふたごの子鹿のようだ。 

6. 夜が明け、影が消えるまでに、私は没薬の山、香料の丘に行っていよう。 

7. 愛する人よ。 君のすべてが美しい。

8. 花嫁よ、私といっしょにレバノンから来なさい。 山の頂上から、ヘルモン山のいただきから、見下ろしてみよう。 そこにはライオンのほら穴があり、ひょうがうろついている。 

9. 美しい花嫁よ。 君は私をとりこにしてしまった。 君のただ一度のまなざしと、ネックレスのただ一つの宝石で、私はすっかり心を奪われてしまった。 

10. いとしい花嫁よ。 君の愛は、なんと甘いことか。 ぶどう酒も比べものにならないほどだ。 君の愛の香水は、最高の香料よりかぐわしい香りを放っている。 

11. いとしい人よ。 君のくちびるは、はち蜜でできている。 舌の裏には蜜とクリームがある。 君の服は山やレバノン杉の香りがする。

雅歌 4