5. ああ神様。 天はあなたの奇蹟をたたえ、御使いたちは、あなたの真実をたたえます。
6. 天に、神様と並ぶ存在などありえませんから。 いちばん偉い御使いでさえ、神様の足もとにも及びません。
7. 天使の中で最高位の者さえ、御前では恐れおののきます。 ほかのだれが、神様のように尊敬されているでしょうか。
8. 天の軍勢の主である神様。 あなたのように権威ある方は一人もいません。 神様は真実そのものなのです。
9. すさまじい嵐が起こって、波がさかまこうと、神様のひと言で凪いでしまいます。
35-36. わたしはダビデに、その王朝はいつまでも続き、王座も、月日のある限りすたれはしない、と誓ったからだ。 そして、きよい神は決して嘘がつけないのだ。
37. 大空にかかる忠実な証人である月のように、彼の王座はいつまでも続くのだ。」
38. このようにおっしゃった神様が、どうして彼を拒絶し、お捨てになるのですか。 なぜ、王として選んでおきながら、こんなにもお怒りになるのですか。
39. 神様は、ダビデとの契約を解消なさったのでしょうか。 その王冠をはく奪されたではありませんか。
40. 神様は城壁をくずし、要塞を一つ残らず破壊なさいました。
41. 行きずりの者たちがその廃墟を物色してあさり、近隣の者もあざけって見ています。
42. 神様は、むしろ敵を勇気づけ、喜ばせておられるのですね。
43. 戦場では、彼の手から剣をたたき落とし、見殺しになさったではありませんか。
44. その勢いにとどめを刺し、その王座をくつがえされたではありませんか。
45. 彼を年以上にふけこませ、公衆の面前で恥をかかせられたではありませんか。
46. ああ神様、いつまでこんな状態が続くのですか。 いつまで顔をそむけて、燃えさかる怒りを注がれるのですか。
47. あなたが人間の一生を、どんなに短く、また空しいものにお定めになったか思い起こしてください。
48. 人はいつまでも生きることはできません。 みな死に果てるのです。 だれが、墓から自分のいのちを救い出せましょう。
49. 神様、以前は、あんなに愛してくださったではありませんか。かつてダビデに約束された確かな恵みは、どこへ行ったのでしょう。
50. 主よ、ご覧ください。 人々がこのように私をばかにしているのです。
51. 敵も、神様が王として油を注がれたこの私を、はやし立てています。