3-4. 神様はこう言われます。 「わたしは、よりすぐったしもべダビデと厳粛な契約を結んだ。 彼の子孫を永久に王座につけると誓ったのだ。」
28. いついつまでも愛を注ぎ、常に恵みをほどこそう。 彼との間に立てた契約は、決して破棄されはしない。
29. また跡継ぎの絶えることもなく、永遠に王座は受け継がれていく。
30-32. しかし、もし彼の子孫がわたしのおきてを無視して守らなくなれば、罰が下ることになる。
33. とはいえ、恵みを根こそぎ奪ったり、約束を破ったりはしない。
34. そうだ。 わたしは契約を破りはしない。 前言を翻すようなこともしない。
35-36. わたしはダビデに、その王朝はいつまでも続き、王座も、月日のある限りすたれはしない、と誓ったからだ。 そして、きよい神は決して嘘がつけないのだ。
37. 大空にかかる忠実な証人である月のように、彼の王座はいつまでも続くのだ。」
38. このようにおっしゃった神様が、どうして彼を拒絶し、お捨てになるのですか。 なぜ、王として選んでおきながら、こんなにもお怒りになるのですか。
39. 神様は、ダビデとの契約を解消なさったのでしょうか。 その王冠をはく奪されたではありませんか。
40. 神様は城壁をくずし、要塞を一つ残らず破壊なさいました。
41. 行きずりの者たちがその廃墟を物色してあさり、近隣の者もあざけって見ています。
42. 神様は、むしろ敵を勇気づけ、喜ばせておられるのですね。
43. 戦場では、彼の手から剣をたたき落とし、見殺しになさったではありませんか。
44. その勢いにとどめを刺し、その王座をくつがえされたではありませんか。