1. ああ、イスラエルを導く偉大な羊飼いよ。 ケルビム(天使を象徴する像)の上の王座におられる神様。 どうか、私の訴えを聞き入れて、お力を発揮してください。 光り輝くご栄光を現わしてください。
2. さあ、お立ちになって、どれほど強い力で私たちを救い出してくださるのか、エフライムやベニヤミンやマナセにも見せてやってください。
3. ああ神様、おそばに戻らせていただきとうございます。 喜びと愛のまなざしを注いでください。 それこそ、私たちを救うものです。
4. ああ神様、いつまで怒ったままで、この祈りを無視なさるのですか。
5. 悲しみと涙が私たちの食べ物なのですか。
6. いつまで私たちを、近隣諸国の笑い者とされるのですか。
7. ああ神様、おそばに戻らせてください。 喜びと愛のまなざしを注いでください。 それこそ、私たちを救うものなのです。
8. 神様は私たちをエジプトから、か弱いぶどうの木でも運ぶようにして連れ出し、異教の国民を追い出したあとの約束の地に、植えつけてくださいました。
9. 土をふんわり耕していただいたので、私たちは根を張り、国中にはびこりました。
10. 山々も私たちの影でおおわれました。 私たちは杉の大木のように枝を伸ばし、
11. 地中海からユーフラテス川に至る全土を埋め尽くしました。
12. ところが今になって、神様は私たちの石垣を切りくずし、番人を追い払って、荒らされるままに任せられます。