詩篇 73:2-13 リビングバイブル (JLB)

2. しかし、私はと言えば、崖っぷちぎりぎりで足をすべらせ、あわや、下へまっさかさまという目に会いました。 

3. というのも、傲慢な連中や悪党どもの羽振りがよいのを、ねたましく思ったからです。 

4. 全くやつらの人生ときたら、すいすいうまくいくんですから。 あのつややかな顔、でっぷりした体。 

5. 連中は、ほかの人のように悩むこともなく、深刻な問題で頭をかかえ込んだりすることもないのです。 

6. おかげで、きらきら光る首飾りのダイヤのように高慢をちらつかせ、残忍の糸で織ったかのような服を着ています。 

7. この腹の突き出た連中には、欲しいものが何でも手に入るのです。 

8. 神様をあざけり、神様を信じる人々を脅す、その口のきき方のなんと横柄なこと! 

9. 彼らは天を向こうに回していばり、大手を振って地上を闊歩します。

10.  おかげで、その影響は神様を信じる人々にもまともに及び、多くの混乱ととまどいをもたらしたのです。 

11. なんとも納得しがたいのです。 「いったい神様は、地上でどんなことが起こっているか、ご存じなんだろうか。 

12. 見ろよ。 あのいばりくさった連中を。 全く気楽なもんだぜ。 じっとしていても財産は雪だるま式に増えていくんだからな。」

13.  私が今までしてきたことは、むだだったのでしょうか。 きよくあろうと苦しんだ日々は、何だったのでしょう。 

詩篇 73