1-2. ああ神様、お救いください。 洪水で水がはんらんし、私はどろの中にじわじわと沈み込んでいきます。
3. 泣き疲れて、のどは干からび、声はかれ果てました。 神様の助けを待ちわびて、目も充血してはれ上がりました。
4. 理由もないのに私を憎む者はあとを絶ちません。 何も悪いことをしていない私を殺そうと謀る連中はみな、有力者ばかりです。 私は身に覚えがないのに、彼らは報復しようといきり立っています。
5. ああ神様。 あなたは、私の愚かさかげんをよくご存じです。 私の罪も一つ残らず覚えておられます。
6. ああ神様。 この私の存在が、あなたを信頼しようとする人々にとって、つまずきとなったりしませんように。 また、混乱を引き起こす原因にもなりませんように。
7. 私は神様のために、のろわれ、辱しめられているからです。
8. 血を分けた実の兄弟でさえ、赤の他人のようにしか振る舞ってくれません。
9. 神様のことを熱心に思うあまり、心は焼け尽きそうです。 私が神様の代弁者を買って出たところ、敵は、私をあなた同様にみなして、侮辱のことばを投げつけてきます。
10. 私が神様の前で嘆き悲しみ、断食すると、連中はどれほどあざ笑い、ばかにすることでしょう。
11. 罪を恥じて謙そんになり、悲しんで荒布をまとう私を、どれほど笑い者にすることでしょう。
12. 町の人は私のうわさを立て、私の名は酔いどれのざれ歌にものぼりました。