1. ああ神様、敵の手から救い出してください。 いのちをねらって押し寄せて来る者どもから守ってください。
2. 人殺しどもの手から守ってください。
3. 腕っぷしの太いやつも、手ぐすねひいて待ち伏せています。 主よ。 何も私が悪いことをしたわけではありません。
4. それなのに、彼らは私の息の根を止めようと、意気込んでいるのです。 主よ、目を覚まして、この有様をよくご覧ください。 そして助けの手を差し伸べてください。
5. 天の軍勢の主であるイスラエルの神様、どうか周囲の異教の国々を罰してください。 こんな恥知らずの悪党どもを、生かしておかないでください。
6. 彼らは夕暮れになると様子をうかがい、町の通りを犬のように嗅ぎ回ります。
7. 「だれも聞いていないさ」と高をくくっている彼らは、大声で悪態をついては、神様をのろいます。
8. 主よ、こんな連中は、笑い者にしてください。
12-13. 彼らはおごり高ぶり、うそをつき、口汚なくののしります。 どうか、激しい怒りで彼らを滅ぼし、一掃してください。 そして、神様がイスラエルを支配し、やがて全世界を治められることを、諸国民にも知らせてください。
14-15. こういう腹黒い連中は、夕方になると舞い戻って来て、夜通し町をうろつき、犬のようにほえ、食べ物をあさるのです。 それも、なすがままにさせておきましょう。