3. 人々は自分の力や腕で、この地を手に入れたのではありません。 全能の力をお持ちの神様が、おこころにかけてくださり、お力添えくださったおかげなのです。
4. 私の王、私の神様! あなたの国民に勝利をもたらしてください。
5. 敵を踏みにじるには、そのお力とお名前のご威光にすがるよりないからです。
6. 武器などあてにはなりません。 そんなものが救ってくれると考えるのは、大まちがいです。
7. 神様だけが、憎しみのかたまりとなっている連中に打ち勝つことが、おできになるのです。
8. 私はいつも神様を誇ってきました。 神様には、どんなに感謝しても、感謝しきれません。
9. ああ神様。 けれどもここしばらく、あなたは私どもを無視していらっしゃいます。 おかげで大いに面目を失いました。 これほど悪戦苦闘しておりますのに、助けの手を差し伸べてくださいません。
10. それどころか、私たちに対抗しようとさえなさり、敵の前で痛い目に会わせられました。 敵はこの国を襲い、あちこち略奪して回りました。
11. まるで屠殺場の羊のように、神様は私たちを扱い、国中に散らされました。
12. そして、二束三文で売り飛ばされたのです。 何の値打も認めてくださらなかったのです。
13. このひどい仕打ちのおかげで、私たちは回りの国々の笑い者となり、さんざんばかにされました。