6. また、山々をのみ尽くすほどの洪水で、大地はおおわれました。
9. 神様はまた、海水が二度と地表にあふれないよう、境界線をお定めになりました。
10. 谷には泉を、山には渓流を、神様は配置なさいます。
11. あらゆる獣はそこでのどをうるおし、野ろばは渇きをいやします。
12. 鳥は渓流のほとりに巣を作り、木々のこずえでさえずります。
13. 神様は山々に雨を降り注ぎ、地をくだものの宝庫となさいます。
14. そのひと言で、家畜の飼料となる柔らかい草が生え、栽培用の果樹や野菜、それに穀物も育ちます。
15. また、だんらん用のぶどう酒、皮膚をつややかにするオリーブ油、力の源となるパンも作ることができるのです。
16. 神様がお植えになったレバノン杉は、すくすくと伸び、みごとな大木に成長しました。
17. そこには鳥が巣を作り、こうのとりは、もみの木に宿ります。
18. 高原には野やぎの牧草地があり、岩だぬきは、岩の間を隠れ場にしています。
19. 神様は、一か月の長さを知るために月を掲げ、一日を区切る目じるしとして太陽を照らされました。
20. 夜のとばりが神様の手で降ろされると、森の獣たちはいっせいに出て来ます。
21. 若いライオンは、獲物を求めてほえたけります。 しかし、神様のお助けなしに、食い物にありつくことはありません。
22. 明け方近く、獣たちはほら穴に引き返して横になり、