5. ところが、手がけることは片っぱしから成功し、敵をなぎ倒していきます。 神様の刑罰が待ち受けていることなど、まるで眼中にないのです。
6. 「神も人もさしたる相手ではない」と、彼らはうそぶきます。 そしてどういうわけか、道を切り開いていくのです!
7. 彼らの口には、神様への冒涜と偽りと欺きとが満ちています。常に悪だくみを自慢の種にしています。
8. 薄暗い裏通りに待ち伏せては、道行く人を殺すのです。
9. ライオンのように息をひそめてうずくまり、貧しい者に今にも襲いかからんばかりです。 猟師のように罠をしかけ、えじきを得ます。
10. 不運な人は彼らの並はずれた腕力に圧倒され、一撃のもとに倒されるのです。
11. 彼らは自分にこう言い聞かせています。 「神はご存じないさ! 見てもいないんだから。」
12. ああ主よ、立ち上がってください! ああ神様、彼らをひねりつぶしてください! 貧しい者を忘れないでください。
13. なぜ、悪者が神様を侮るのを放っておかれるのですか。 「神から責任を追求されることはない」と、彼らは高をくくっているのです。