14-15. 「私は知恵だ。 ためになることを教えてあげよう。 王が国を治めるのも、裁判官が正邪を見分けるのも、みな私のおかげだ。
16. 国の指導者は私がいなければ正しく治めることはできない。
17. 私は、私を愛する人を愛するから、熱心に捜せば必ず私を見つける。
18. そして、富と名誉、正しいことを行なう力を手に入れるのだ。
19. それが私の贈り物、純金や混じり気のない銀よりもすばらしい。
20. 私はだれをも正しく扱い、えこひいきはしない。
21. だから、私を愛し、私の言うことを守る人はみな、あらゆる面で裕福になれる。
22. 神様は創造のみわざを始める前に、まず私をおつくりになった。
23. 永遠の昔から、まだ地球もない大昔から、私はいた。
24. 海もなく、泉もなく、
25. 山や丘がそびえる以前から、私はいた。
26. 神様が大地や草原を造られる以前に、私はすでにいたのだ。
27-29. 神様が大地の上に天を広げ、海の底から大きな泉をわき上がらせた時、私はいた。 海と陸の境界線を決め、水があふれないようにされた時も、私はいた。 そうだ。 神様が大地と海の青写真をつくられた時、私もいたのだ。