1. ばか者がほめられるとしたら、真夏に雪が降り、太陽が西からのぼっても不思議はありません。
2. 雀やつばめは、すいすい飛び回っている限りだれにも害を与えないように、理由もなく人をのろっても、少しも効き目はありません。
3. ろばはくつわで、馬や反対ばかりする者にはむちで、言うことを聞かせます。
4-5. 反対する者と議論する時は、向こうのペースにのせられないように気をつけなさい。 そうでないと、同じような愚か者になります。 ばかなことを言う相手には、とぼけた返事をして、うぬぼれを打ち砕いてやりなさい。
6. 反対する者を信用してことづけを頼むのは、自分で足を切り、毒を飲むようにばかげています。
18-19. 人をだましておきながら、「なに、ちょっとからかっただけさ」としらばくれる者は、手あたりしだい物を投げつける気違いのように危険です。
24-26. 憎しみをいだく者も、表面は愉快そうにしています。 しかし信じてはいけません。 うまいことを言われても油断しないようにしなさい。 心の中では、あなたをのろっているからです。 どんなに親切ぶっても憎しみは隠せません。