2-3. 物事を秘密にするのは神様の特権、それを探り出すのは王の特権です。 だから、天の高さや地の深さ、それに王の考えを知ることはできません。
12. 正しい批判を聞くのは、勲章をもらうようにありがたいものです。
13. 使用人がよく言いつけを聞いてくれるのは、真夏のすずしい日のように気持ちのいいものです。
14. 贈り物をすると約束しながらすっぽかす者は、雨を一滴も降らせずに砂漠を横切る雲のようです。
15. 小さな水のしずくでも、長い間には堅い岩をけずります。 同じように、じっとしんぼうしていれば、最後には必ず勝つのです。
16. いくら好きな物でも、食べすぎたら気持ちが悪くなります。
17. 近所だからといって、人の家にあまり通いすぎると煙たがられます。
18. うそを言いふらすのは、斧を振り回し、刃物を持って切りかかり、鋭い矢を射かけるのと同じです。
19. あてにならない人に頼るのは、痛む歯でかみ、折れた足で走るようなものです。
20. 気が沈んでいる人のそばではしゃぐのは、寒さに震えている人の上着を盗み、傷口に塩をすり込むようなものです。
21-22. 敵がお腹をすかせていたら食べさせ、のどが渇いていたら飲ませなさい。 そうすれば、相手は恥ずかしい思いをし、あなたは神様からほうびをいただけます。
23. 北風が吹くと寒くなるように、陰口をたたかれると腹が立ちます。
24. 怒りっぽい女と大邸宅に住むより、屋根裏部屋のすみっこで暮らすほうがましです。
25. 遠くの人からうれしい知らせをもらうのは、のどが渇いた時に冷たい水を飲むようなものです。
26. 神様を恐れる人が少しでも悪者の言い分を認めるのは、井戸にごみを投げ込むようなものです。