1. ダビデ王の子、イスラエルの王ソロモンの教訓。
2-3. ソロモン王がこの教訓を書いたのは、人々がどんな時にも物事を正しく判断し、だれをもえこひいきしないようにと考えたからです。
4. 「なんとかして人々に正しい生き方を教えたい。」 「若い人たちが正しい生活を送れるように警告してやりたい。」 これが彼の心からの願いでした。
10. もし悪い仲間が、「よお、おれたちの仲間に入れよ」と言っても、きっぱり断わりなさい。
11. たとい、こんなふうに誘われてもです。 「待ち伏せして人を襲い、洗いざらい巻き上げて殺すんだ。
12. だれかれの区別もいらん。
13. そうすれば、盗んだ物は全部いただきさ。 いろんな物があるぜ。
14. さあ、仲間に入れよ。 取り分は山分けってところだ。」
15. 決してその誘いにのってはいけません。 そんな連中には近寄らないようにしなさい。
16. 彼らは悪いことをするだけが生きがいで、人殺しが専門なのです。
17. 鳥はかすみ網が張られるのを見ると、近寄りません。
18. ところが、この連中ときたら自分を罠にかけているのです。 まぬけなことに、罠をかけて自分のいのちをつけねらっているのです。
19. 暴力をふるったり人殺しをしたりする連中は、みなこうなります。 だれもろくな死に方はできません。
20. 知恵は町の中で叫んでいます。