12. その板を下さるとすぐ、神様は急いで山を降りるようにとせかせました。 エジプトから助け出した国民が早くも堕落し、神様の戒めを破って鋳物の偶像を作ったからです。
13-14. あまりのことに神様の怒りが爆発しました。 『なんということだ。 こんなに強情でひねくれた国民は生かしておけない。 止めてもむだだ。 一人残らず滅ぼそう。 その代わり、おまえの子孫を強い国民に育ててやろう。 彼らより、もっともっと強く偉大な国民にな。』
15. 私は石板をしっかりかかえ、燃える山を一目散に駆け降りました。
16. その私の目に真っ先に映ったのは、いまわしい子牛の像でした。よりにもよって、これほどひどい罪を犯し、こんなにも早く神様を捨てるとは何てことだ!