申命記 31:5-21 リビングバイブル (JLB)

5. 完全にあなたがたの自由になるようにしてくださいますから、命令どおり、必ず全滅させなさい。 

6. 心を強く持ち、勇敢に戦いなさい。 恐れてはいけません。 神様が味方です。 神様は絶対に、裏切ったり、途中で見捨てたりはなさいません。」

7.  ここで、モーセはヨシュアを呼び、イスラエル全国民の前で命じました。 「心を強く持ち、勇敢に振る舞いなさい。 神様の約束の国へ国民を導き入れる務めを与えよう。 そこを征服するのを見届けなさい。 

8. 神様が味方だから、恐れてはならない。 神様はいつも先頭に立ち、途中で見放すことも、見捨てることもなさらないのだ。」

9.  それから、モーセは以上の法律を書き記し、十戒の入った箱をかつぐレビ人の祭司と、長老とに渡しました。 

12.  そのことについて、神様はこう命じました。 「男も、女も、子供も、いっしょに住む外国人も全員集めて、神の法律を読み聞かせなさい。 どのように生きることをわたしが望んでいるかを学ばせるのだ。 こうして、わたしを大切にし、忠実に法律を守ることをくり返し教えれば、 

13. 今この法律を知らない子供たちも、約束の国に住む間、いつもそのことを学べるだろう。」

14.  このあとモーセに、「いよいよおまえの最期の時がきた。 これからのことを指示するから、ヨシュアを神の天幕に来させなさい」と命じました。 二人は命じられたとおり、神様の前に立ちました。

15.  すると、天幕の入口に大きな雲が現われ、その中から神様の声がしました。 

16. 「モーセよ、おまえは死に、先祖の仲間に加えられる。 そのあとこの国民は、約束の国で外国の神々を拝むようになる。 わたしのことなどすっかり忘れ、平気で契約を破るだろう。 

17. そうなれば、黙っているわけにはいかない。 容赦なく彼らを見捨て、顔をそむけてやろう。 次々と恐ろしい目に会い、もうだめだという時、ようやく彼らは気がつき、『神様はもう私たちの味方じゃないのだ』と言うだろうが、手遅れだ。 

18. あれほど禁じたのに外国の神々を拝む者には、わたしもきっぱり背を向けるだけだ。

19.  その警告のために、次の歌を書き記しなさい。 

20. 先祖に約束した『乳と蜜の流れる』国で、何もかもうまくいき、ぜいたくに慣れてくると、彼らはわたしをばかにし、平気で契約を破り、外国の神々を拝むようになるからだ。 

21. そしてついに、大きな災いがみまうのだ。 その時、代々歌い続けられたこの歌を聞き、どうしてそんなことが起こったか思い知るだろう。 この国民がどんな国民か、約束の国に入る前から、わたしはちゃんと知っている。」

申命記 31