7. 『被害者に手をかけたのは私たちではありません。 私たちが全く知らないうちに事件は起きたのです。
8. 神様、どうぞお赦しください。 私たちは神様が買い取られた国民です。 その私たちに、罪のない者を殺した罪を負わせないでください。』
9. こうして、神様の指図どおりに罪悪を取り除きなさい。
10. 神様のおかげで戦いに勝ち、捕虜を連れて引き揚げる時、
11. その中に、妻にしたいような美しい娘を見つけたら、
12. 家へ連れ帰りなさい。 娘は髪をそり、つめを切り、
13. すっかり着替えをし、捕虜になったとき身につけていた物を全部はずして、あなたの家で、両親のために一か月のあいだ喪に服します。 そのあと結婚しなさい。
14. 彼女が好きでなくなったら、自由の身にして去らせなさい。 恥をかかせたのですから、売り払ったり、奴隷のように扱ったりしてはいけません。
15. 妻が二人あり、どちらにも子供がある場合、長男の母親はきらいで、
16. 次男の母親のほうを愛しているからといって、次男に財産を余計やることはできません。
17. きらわれている母親の子でも、父親には初めての子であり、長男の権利を持っているのだから、習慣どおり、兄に弟の二倍の財産を与えなければなりません。
18. いくら懲らしめても親の言うことを聞かない、強情で反抗的な息子は、
19. 町の長老のところへ連れて行きなさい。
20. 『息子は強情っ張りのうえに反抗的で、とても手に負えません。 親の言うことなどそっちのけで、大酒ばかり食らい、遊び暮らしています』と訴えるのです。