1. そのあと、神様の命令どおり、荒野を通って紅海の方に戻りました。 こうして、長いことセイル山のあたりをさまよったあげく、
2. やっと神様のおことばをいただいたのです。
3. 『ここにはもう、とどまらなくてよい。 北へ行きなさい。
4. これからエドム人の国を通る、と皆に知らせなさい。 エドム人は、ヤコブの兄でセイルに住みついたエサウの子孫にあたり、おまえたちとは同族だが、ひどく神経をとがらせているから、くれぐれも注意が必要だ。
5. まちがっても戦いをしかけてはいけない。 セイルの山地はみな、わたしが永遠の領地として彼らに与えたからだ。 ほんの一部でも、おまえたちに与えるつもりはない。
6. 食糧や水がいる時は、金を払って買いなさい。
7. 全くこの四十年間、わたしが守り、祝福してやったからこそ、おまえたちは果てしもない荒野をさまよいながら、何不自由なく過ごせたのだ。』
8. そこで私たちは、同族のエドム人が住むセイルをあとにし、南のエラテ、エツヨン・ゲベルに至るアラバ街道を横切って北へ向かい、モアブの荒野へと旅を続けました。
9. すると神様は、『モアブも攻撃してはいけない。 そこはロトの子孫のものだ。 おまえたちに与えるつもりはない』と警告なさったのです。
14-15. こうしてみると、カデシュに着いてからゼレデ川を渡るまで、実に三十八年もかかったことになります。 それというのも、三十八年前、すでに成人し、戦いに出られるようになっていた者が死に絶えるまでそうはならないと、神様が誓われたからです。 おことばどおり、彼らは全員、罪の報いを受けました。
16-17. こうして、待ちに待った神様のおことばがありました。
33-34. しかし神様のお助けで、私たちは彼を負かしました。 町という町はすべて占領し、男も女も赤ん坊さえも皆殺しです。
35-36. 家畜以外、生き残った者はありません。 家畜は分捕り物とし、ほかにも戦利品を略奪して、意気揚々ひき揚げました。 アルノン渓谷のアロエルやその他の町々をはじめ、ギルアデまでの全地を占領したのです。 なにしろ神様が下さったのですから、戦うところ敵なしです。