22. これに対してみんなは、『まずスパイを送り込もう。 いちばん攻めやすい町から占領したほうがいい』と提案したのです。
23. もっともなので、各部族から一名ずつ、全部で十二名のスパイを選びました。
24-25. 彼らは山地に潜入し、エシュコルの谷まで行くと、その地のくだものを持ち帰りました。 それを見て、神様の下さった地が実に良い地であることが、はっきりわかりました。
26. ところが、みんなは神様の命令に逆らい、前進したくないと言いだしたのです。
27. そして、テントの中でぶつぶつ不平を言いました。 『神様はきっと、私たちがおきらいなんだ。 だから、わざわざエジプトから連れ出し、エモリ人の手にかけて殺そうとしておられるんだ。
28. どうしよう。 スパイの報告じゃ、やつらは背が高く、力もあり、町の城壁はおっそろしく高いっていうじゃないか。 おまけに、アナク人の子孫の巨人を見たとも言ってた。 考えただけでもぞっとする。』
29. そこで私は反論しました。 『恐れることはない。