8. モーセが、「神様にうかがってみましょう」と言って祈ると、
9. 神様はこうお答えになりました。
10. 「今後、だれでも、過越の祭りの時に死体にさわって体を汚したり、旅行中だったりして祭りが守れない時は、一か月後に守ればよい。
11. 四月二十八日の夕方に始めるのだ。 その時、子羊とイースト菌抜きのパンと苦菜を食べなさい。
12. 翌朝まで残しておいてはいけない。 子羊の骨は一本も折ってはいけない。 すべて決まりどおりに行ないなさい。
13. 体を汚したわけでもなく、旅行中でもないのに過越の祭りを祝わないような者は、追放しなさい。
14. もし、いっしょに住んでいる外国人が、祭りを祝いたいと言ったら、やはり決まりどおりにやらせなさい。 これはだれもが守る決まりなのだ。」
15. 神の天幕ができた日、天幕はすっぽり雲におおわれました。 夕方になると雲は火のように赤くなり、夜通しあかあかと輝いていました。
16. いつも、昼間は雲、夜は火のようなものが天幕をおおったのです。
17. 雲が上ると人々も移動し、雲がとどまると、そこで野営しました。
18. 全く神様の命令どおりに旅をしたのです。 神様の命令で雲がとどまっている間は、人々もとどまりました。
19. 雲が長い間とどまる時は、人々も長くとどまり、二、三日の時は、やはり二、三日とどまるといったぐあいでした。 何もかも神様の命令どおりにしたのです。
22. 二日でも、一か月でも、一年でも、雲がとどまっている間は人々もとどまり、雲が動くと人々も移動したのです。
23. 野営をするのも旅をするのも、みな神様の命令ひとつでした。 人々は、神様がモーセに命じたことは、何でもそのとおりにしました。