5-7. ラメセスを出てから、スコテ、荒野の端にあるエタム、ミグドル山のふもとのバアル・ツェフォンに近いピ・ハヒロテと、野営を続けました。
8. そこから紅海の真ん中を通り、三日間エタムの荒野を進んで、マラに野営しました。
9. マラの次はエリムです。 そこには、泉が十二もあり、なつめやしの木が七十本も茂っていたので、しばらくとどまりました。
38-39. そこまで来た時、祭司アロンは神様の命令でホル山に登り、山の上で息を引き取りました。 ちょうど、エジプトを出てから四十年目の七月十五日のことです。 アロンは百二十三歳でした。
40. カナン人で、ネゲブに住むアラデの王が、イスラエル人のことを耳にしたのは、この時です。 なんとカナンの国を目ざして、イスラエル人が進んで来るというのです。
41-44. 王は戦いをいどみましたが、結局はイスラエルが勝ちました。 このあとホル山を出発し、ツァルモナ、プノン、オボテ、モアブの国境イエ・ハアバリムと野営を重ね、
45-47. さらにディボン・ガド、アルモン・ディブラタイム、ネボ山に近いアバリムの山地と進み、
48. ついに、ヨルダン川の東に広がるモアブ平原まで来たのです。 ちょうどエリコの向かいあたりです。
49. そこにいる間は、ヨルダン川に沿って、ベテ・ハエシモテからアベル・ハシティムまでの、いろいろな場所に野営しました。
50-51. その平原で、神様はモーセに、人々への命令を伝えました。「ヨルダン川を渡ってカナンの国へ入ったら、
52. 住民を一人残らず追い出し、偶像をみな破壊しなければならない。 石像も、鋳像も、丘の上にある野天の礼拝所もみなだ。
53. わたしが与えたのだから遠慮はいらない。 自分の国にして、どんどん住みつきなさい。
54. 土地は部族の大きさに合わせて分ける。 広い土地は大きい部族の間で、狭い土地は小さい部族の間で、くじ引きするのだ。
55. 言うとおりに住民を追い払わないと、あとで問題が起こる。 残った者たちが、目に入ったごみや、わき腹にささったとげのように、絶えず悩みの種となる。
56. そればかりではない。 彼らを滅ぼそうとしたように、今度はわたしがおまえたちを滅ぼすだろう。」