民数記 32:7-20 リビングバイブル (JLB)

7. 神様が下さる国へ進んで行こうとする、他の部族の意気をくじくつもりか。 

8. それじゃあ、先祖たちとちっとも変わらないぞ。 四十年前、カデシュ・バルネアからスパイを送り込んでカナンの地を探らせた時、 

9. エシュコルの谷から戻って来た連中は、何と言ったか。 あきれたことに、約束の国へは上って行かないほうがいいと言いはって、みんなの意気をくじいたのだ。 

12. しかし、ケナズ一族のエフネの息子カレブとヌンの息子ヨシュアは違う。 神様の言われるとおり、あくまでも約束の国へ行こうと、熱心に勧めたのだ。

13.  神様に背いた者がみな死んでしまうまで、四十年もの間、私たちは荒野をさまよい歩いた。 

14. ああ、それなのに、やっぱり血は争えない。 また同じことをくり返すとは、なんてことだ。 しかも、今は前の時より人数も多い。 神様はもっともっと激しくお怒りになるだろう。 

15. またしても神様に背いたら、これからもずっと、荒野をさまよわなければならない。 おまえたちのせいで皆が苦しみ、死ぬはめになったら、どうするつもりだ。」

16.  「とんでもない。 私たちはただ、羊を飼えるように柵を作り、子供たちのために町を建ててやりたいだけです。 

17. ここに残るつもりは全くありません。 ちゃんと武装し、皆の先頭に立ってカナンに攻め入ります。 ただその前に、残る家族が安全に住めるように、城壁で囲まれた町を建てさせてもらいたいのです。 

18. 他の部族がそれぞれ相続地を手に入れるまでは、決して戻って来ません。 

19. ヨルダン川のこちら側の土地さえいただければ、それでけっこうです。」

20.  「よくわかった。 いま言ったとおり、ちゃんと武装し、 

民数記 32