民数記 32:6-15 リビングバイブル (JLB)

6.  モーセは答えました。 「ほかの者が向こう側へ渡って、これからも戦いを続けるのに、ここに残りたいと言うのか。 

7. 神様が下さる国へ進んで行こうとする、他の部族の意気をくじくつもりか。 

8. それじゃあ、先祖たちとちっとも変わらないぞ。 四十年前、カデシュ・バルネアからスパイを送り込んでカナンの地を探らせた時、 

9. エシュコルの谷から戻って来た連中は、何と言ったか。 あきれたことに、約束の国へは上って行かないほうがいいと言いはって、みんなの意気をくじいたのだ。 

12. しかし、ケナズ一族のエフネの息子カレブとヌンの息子ヨシュアは違う。 神様の言われるとおり、あくまでも約束の国へ行こうと、熱心に勧めたのだ。

13.  神様に背いた者がみな死んでしまうまで、四十年もの間、私たちは荒野をさまよい歩いた。 

14. ああ、それなのに、やっぱり血は争えない。 また同じことをくり返すとは、なんてことだ。 しかも、今は前の時より人数も多い。 神様はもっともっと激しくお怒りになるだろう。 

15. またしても神様に背いたら、これからもずっと、荒野をさまよわなければならない。 おまえたちのせいで皆が苦しみ、死ぬはめになったら、どうするつもりだ。」

民数記 32