民数記 32:15-31 リビングバイブル (JLB)

3-4. 「神様は私たちに味方して、このあたりのアタロテ、ディボン、ヤゼル、ニムラ、ヘシュボン、エルアレ、セバム、ネボ、ベオンの住民をみな滅ぼされました。 ここはもともと、羊を飼うには理想的な所です。 

15. またしても神様に背いたら、これからもずっと、荒野をさまよわなければならない。 おまえたちのせいで皆が苦しみ、死ぬはめになったら、どうするつもりだ。」

16.  「とんでもない。 私たちはただ、羊を飼えるように柵を作り、子供たちのために町を建ててやりたいだけです。 

17. ここに残るつもりは全くありません。 ちゃんと武装し、皆の先頭に立ってカナンに攻め入ります。 ただその前に、残る家族が安全に住めるように、城壁で囲まれた町を建てさせてもらいたいのです。 

18. 他の部族がそれぞれ相続地を手に入れるまでは、決して戻って来ません。 

19. ヨルダン川のこちら側の土地さえいただければ、それでけっこうです。」

20.  「よくわかった。 いま言ったとおり、ちゃんと武装し、 

21. 神様が敵を追い払うまで、ヨルダン川の向こう側で戦いに加わるなら、 

22. 征服し終えしだい戻ってよい。 それで神様と他の部族に対する責任は果たしたのだ。 神様はヨルダン川のこちら側の土地を下さるだろう。 

23. しかし、約束を破ったら、神様に罪を犯すのだから、必ず罰せられるぞ。 

24. さあ、言ったとおり町を建て、羊を飼う柵を作りなさい。」

25.  「何もかもご命令どおりにいたします。 

26. 子供、妻、羊、牛は、このギルアデの町に残りますが、 

27. 兵役についている者は全員、おっしゃるとおり神様のために戦います。」

28.  モーセはこれを承知し、エルアザル、ヨシュア、部族長たちに言いました。 

29. 「ガド部族とルベン部族のうち兵役についている者が、いっしょにヨルダン川を渡り、神様のために戦う。 だから征服し終えたら、このギルアデの土地を与えてやりなさい。 

30. しかし、いっしょに行こうとしなかったら、あなたがたと同じように、カナンの国の一部をやればいい。 それで我慢させるのだ。」

31.  これに答えるように、ガド部族とルベン部族の者は、口をそろえて誓いました。 「神様の命令どおりにいたします。 

民数記 32