8. ミデヤン人の五人の王、エビ、レケム、ツル、フル、レバも、あえない最期を遂げました。 あのベオルの息子バラムも、この戦いで死にました。
14. ところが、モーセは一行を見るなり、将校や指揮官をしかりつけたではありませんか。
15. 「なぜ女たちを生かしておいたのかっ。
16. あのバラムの勧めに従って、ペオル山で偶像を拝めとそそのかしたのは、この連中だぞ。 おかげで、大ぜいの者が伝染病にかかって死んだ。
17. 男の子と、男と寝たことのある女は生かしておくな。
18. 女の子だけは助け、めいめいが引き取ってもかまわない。
19. ところで、殺害に加わった者、死体にさわった者はみな、七日間は野営地に入ってはならない。 そして三日目と七日目に、自分と捕虜の身をきよめるのだ。
20. また衣服、皮や山羊の毛や木で作った物なども全部きよめるのを忘れるな。」
21. 祭司エルアザルも兵士たちに言いました。 「神様がモーセに命じたのは、こういうことだ。
22. 金、銀、青銅、鉄、すず、鉛など、燃えない物はみな、
23. 火で焼ききよめ、それからきよめの水できよめる。 燃える物は水できよめるだけでかまわない。
24. そして七日目に、衣服を洗い、身をきよめてから、野営地に戻りなさい。」
25. 神様はモーセに命じました。
26. 「祭司エルアザルや部族長たちといっしょに、捕虜、家畜、戦利品の数を表にまとめなさい。
27. それを、兵士と国民とに半分ずつ分けるのだ。
28. 兵士はその中から、捕虜、牛、ろば、羊の五百分の一を、税として差し出さなければならない。 それはわたしの取り分だからだ。
29. 祭司エルアザルがそれを受け取り、神への奉納物としてささげる。
30. また国民も同じように、分け前の捕虜や家畜のそれぞれ二パーセントを、税として納めなければならない。 それはわたしの取り分だから、天幕で働くレビ部族に与えるのだ。」