1-2. さてモーセは、部族長を集めて言いました。 「神様に誓ったことは必ず守りなさい。 何かをする、あるいはやめると誓ったら、そのとおり実行しなければなりません。 神様がそう命じておられるのです。
5. しかし、父親が認めなかったり、罰が重すぎると考えた時は、それだけで無効になります。 ただし、そのことを聞いた日のうちに、はっきり『認めない』と言わなければなりません。 父親が認めなかったのだから、娘は誓いを果たさなくても罰せられません。
6. 娘がよく考えもしないで誓いを立て、そのあと結婚した場合は、どうでしょう。
7. 夫がそのことを聞いた日に何も言わなければ、誓いはそのまま有効です。
8. しかし、夫が『認めない』と言えば無効になります。 妻は、誓いを果たさなくても罰せられません。
9. 未亡人や離婚した女性の場合は、自分で立てた誓いは果たさなければなりません。
10. 結婚して、夫といっしょに暮らしている時に誓いを立てた女性の場合は、
11. 夫がそれを聞いて何も言わなければ、誓いは有効です。
12. しかし、聞いた日のうちに『認めない』と言えば無効です。 そして、妻も罰せられません。
13. 夫は妻の立てた誓いを認めることも、無効にすることもできますが、
14. その日のうちに何も言わなければ、同意したことになります。
15. あとになって『誓いを認めない』と言っても、だめです。 そればかりか、妻が受けるはずの罰を、代わりに受けなければなりません。」
16. 以上が、誓いを立てる場合、夫と妻、父親と結婚前の娘がどういう関係にあるかをはっきりさせた、神様の命令です。