民数記 24:1-15-19 リビングバイブル (JLB)

1.  バラムはもう、神様がイスラエル人を祝福なさることがよくわかっていたので、これまでのように、わざわざ神様にお会いしようとはしませんでした。 その代わり、すぐさまイスラエル人の野営地を眺めに行きました。 

10.  もう我慢できません。 あまりのことに、王はもうれつに腹を立てました。 顔は真っ青です。 怒りに身を震わせ、もうたくさんだとばかりに、どなりつけました。 「いいかげんにしろっ! おまえを呼んだのは、やつらをのろってもらうためだ。 それがどうだ。口を開けば祝福ばかりしおって。 それも一度や二度じゃない。 三度、三度もだぞ。 

11. もういい、とっとと国へ帰れ。 手厚くもてなすつもりだったが、神様がじゃまするんじゃどうにもならん。」

12-13. 「王様、あのとき使いの方に、『たとい、金銀で飾り立てた宮殿をいただいても、神様のおことばに背けません。 かってに自分の考えを言うわけにはまいりません。 ただ神様の言われることだけを申し上げましょう』と、はっきり念を押したはずです。 

14. おっしゃるとおり、帰らせていただきます。 しかしその前に、お国がこれからどんな目に会うか申し上げましょう。」

15-19. バラムは王に預言しました。「ベオルの息子バラムが知っていることは、こうです。私は目のよく見える者です。私は神様のおことばを聞き、そのお考えを知り、そのなさることを見ました。神様の前にひれ伏すと、目が見えるようになり、イスラエルの将来が見通せたのです。いつか、ずっと先のことですが、イスラエルから一つの星が輝き出ます。一人の王が起こり、モアブ人を打ち破り、セツの子孫を滅ぼすのです。エドムとセイルの全土は、イスラエルのものとなります。イスラエルは向かうところ敵なく、その全地を治め、町々を全滅させます。」

民数記 24