4. ぐずぐずしてはいられません。 すぐ、近隣のミデヤン人の指導者たちに相談しました。「いったいどうしたらいいんだ。 あの暴徒どもは、まるで牛が草を食い尽くすみたいに、回りの者を全滅させる。 このままじゃ絶対に助からん。」
7. 使いの一行は、モアブとミデヤンの最高指導者でした。 彼らは金を持って行き、大急ぎで用件を伝えました。
8. 「今夜はここにお泊まりください。 あすの朝、神様がお示しになったことをお伝えしましょう」とバラムが言うので、一行はそうすることにしました。
9. その晩、神様はバラムに現われ、「この者たちはいったい何者だ」とお尋ねになりました。
10. 「モアブの王バラクの使いの者でございます。
11. 暴徒どもがエジプトから来て、国境に迫っているから、すぐ連中をのろいに来てくれ、というのです。 戦いに勝ちたがっているのです。」
12. 「行ってはならない。 頼みを聞いてのろってはいけない。 わたしは彼らを祝福しているのだ。」
13. 翌朝、バラムは言いました。 「申しわけありませんが、お帰りください。 神様は行ってはいけないと言われました。」
14. 使いの者たちは、すごすご王のもとへ戻り、断わられたことを伝えました。