民数記 22:24-32 リビングバイブル (JLB)

24. 神様の使いは、今度はぶどう園の石垣の間の道に立っていました。 

25. その姿を見るなり、ろばは身をもがき、体をぎゅっと石垣に押しつけたので、バラムは足をはさまれてしまいました。 おこったバラムは、また鞭をあてました。 

26. すると、神様の使いは先に行って、道幅の狭い所に立ちふさがりました。 これでは、どうにも通りようがありません。

27. ろばは道にうずくまってしまいました。 バラムはとうとう頭にきて、ろばをひっぱたきました。

28.  このとき急に、ろばが口をききました。 神様がそうなさったのです。 「どうして三度もぶつんですか。」

29.  「おれをばかにしたからだ。 剣があれば、切り殺してやるところだ。」

30.  「でも、これまでに、私が一度でもこんなことをしたでしょうか。」「いや、ない。」

31.  その時バラムの心の目が開き、剣を抜いて行く手に立ちはだかっている神様の使いが見えました。 バラムはびっくりして、その方の前にひれ伏しました。

32.  「なぜ、ろばを三度もぶったのか。 おまえが破滅の道を進んでいるので、止めに来てやったのだ。 

民数記 22