民数記 20:16-21-22 リビングバイブル (JLB)

16. あまりの苦しさに、神様に助けを求めたほどです。 そして、やっと念願がかないました。 神様が一人の御使いを遣わし、私どもをエジプトから連れ出してくださったのです。 いま私どもは、お国との境にあるカデシュに野営しております。 

17. どうぞ、お国を通らせてください。 畑やぶどう園は荒らさないように、十分気をつけます。 井戸の水も飲みません。 国境を越えるまでは、ただまっすぐ街道を進み、決してわき道にそれたりはいたしません。」

18.  しかし王は、すげなく突っぱねました。 「だめだ、許可できん。 わが国に一歩でも踏み込んだら、軍隊を出動させるぞ。」

19.  「そうおっしゃらず、何とかお許し願えないでしょうか。 街道からは絶対にそれませんし、水も飲みません。 どうしても飲ませていただかなければならない時は、きちんと代金をお払いします。 ただ通らせていただければよいのです。 決して他意はございません。」

20.  「だめと言ったらだめだ。」 王はあくまでも聞き入れません。 そして警告どおり、大軍をくり出して国境の守りをがっちり固めました。 

21-22. これではどうにもなりません。 人々は引き返し、カデシュからホル山へ移りました。

民数記 20