民数記 20:1-9 リビングバイブル (JLB)

1.  さて、人々は三月にツィンの荒野に着き、カデシュで野営することになりました。 その間に、ミリヤムが死んだので葬りました。

2. ところが、そこには飲み水が十分ありません。 またまた不満が爆発しました。 モーセとアロンをつるし上げようと、人々がぞくぞく詰めかけ、 

3. 抗議の集会を開きました。「あのとき神様に殺された者たちといっしょに、死んじまえばよかった。 

4. あんたたちの魂胆はわかってるぜ。 わざとこの荒野におれたちを連れ出し、家畜もろとも皆殺しにしようってんだろう。

5. 何の恨みがあって、おれたちをエジプトからこんなひどい所に連れて来たんだ。 すばらしい土地があるとかぬかしてたが、いったいどこだい。 いちじくやぶどうやざくろが山ほど採れるって? へん、笑わせるな。 飲み水もないじゃないか!」

6.  モーセとアロンは神の天幕の入口に引き返し、神様の前にひれ伏しました。 すると、どうでしょう。 神様の栄光が輝き渡ったのです。

7.  神様はモーセに命じました。 

8. 「アロンの杖を取り、二人で人々を集めなさい。 みんなの目の前で、向こうにある岩に『水を出せ』と命じるのだ。 その水を、みんなにも家畜にも欲しいだけ飲ませなさい。」

9.  モーセは指図どおりにしました。 聖所の奥の神様の前に置いてあった杖を取り、 

14-15. カデシュにいる間に、モーセはエドムの王のところへ使いを出しました。 「王様、私どもはお身内も同然でございます。 私どもの先祖ヤコブは、あなた様のご先祖エサウ様の弟でした。 ご存じのように、私どもはずいぶん悲しい思いをしてまいりました。 事情があってエジプトへ行きましたが、長く住んでいるうちに奴隷にされてしまったのです。 

21-22. これではどうにもなりません。 人々は引き返し、カデシュからホル山へ移りました。

民数記 20