民数記 16:36-37-48 リビングバイブル (JLB)

4.  これを聞くと、モーセは地にひれ伏しました。 

5. それから、コラとその仲間にきっぱり言いました。 「あしたの朝、神様は、だれが神様の選んだ正しい指導者か、だれが聖く、だれが祭司かを、はっきりさせてくださる。 

36-37. 神様はモーセに命じました。 「祭司アロンの息子エルアザルに、香炉を火の中から取り出させなさい。 その香炉はわたしにささげられた神聖なものだからだ。 

38. また、罪を犯して死んだ者たちの香炉から、火のついた香を取り出してまき散らすように言いなさい。 次に香炉を打ちたたいて一枚の板に延ばし、それで祭壇をおおいなさい。この香炉は、わたしの前で使ったから神聖なのだ。 こうしておけば、祭壇のおおいを見るたびに、このいやな出来事を思い出すだろう。」

39.  祭司エルアザルは、命じられたとおり二百五十個の青銅の香炉で、祭壇におおいをかけました。 

40. アロンの子孫でない者はだれも、神様の前で香をたいてはならないこと、これを破ればコラと同じ目を見ることを、思い出させるためでした。 すべて神様がモーセに命じたとおりです。

41.  ところが、翌朝になると、もう人々はみな、モーセとアロンに不平を言いだす始末です。 「あんたたちは神様の国民を殺してしまったんだぞ。」

42.  不平のうずはたちまち広がり、険悪なふんい気になってきました。と、突然、雲がわき起こり、人々が振り返って神の天幕を見ると、どうでしょう。 目もくらむばかりに輝いています。 

43-44. モーセとアロンが天幕の入口に立つと、神様はモーセに命じました。

45.  「人々から離れろ。 今すぐ彼らを滅ぼす。」 それを聞いて、モーセとアロンは神様の前にひれ伏しました。

46.  モーセはアロンに言いました。 「急いで香炉を持って来て、祭壇の火で香をたき、すぐ人々のところへ行って、神様のお赦しを願ってくれ。 早くしないと手遅れになる。 見ろ。 もう罰があたって病気で倒れた者もいるぞ。」

47.  アロンは言われたとおり、人々のところへ走って行きました。 すでに伝染病がはやりだしていたので、急いで香をたき、神様の赦しを願いました。 

48. アロンが死者と生きている者の間に立っていると、やっと伝染病はおさまりましたが、 

民数記 16