民数記 14:36-38-45 リビングバイブル (JLB)

4. この声は野営地中に広まり、「エジプトに連れ戻してくれる指導者を立てよう」と、人々は叫ぶのでした。

5.  モーセとアロンは、人々の前で顔を地につけて、ひたすら神様に祈りました。 

6. スパイに加わったヌンの息子ヨシュアとエフネの息子カレブは、人々のあまりの情けなさに着物を引き裂き、 

7. こう訴えました。 「目の前にあるのはすばらしい国だ。 

8. それに神様が味方だ。 私たちを安全に導き、必ずその国を下さる。 『乳と蜜が流れる』、すばらしい国を下さるのだ。 

9. 神様に背くのはやめよう。人間なんか恐れるな。 神様がいっしょにおられる。 だれも神様にはかなわない。 だから、恐れることはないのだっ。」

36-38. このことがあってから、人々を不安にし、神様に背くようにそそのかした十人のスパイが、まず神様に罰せられて死にました。 生き残ったのはヨシュアとカレブの二人だけでした。 

39. モーセが神様の言われたことを告げると、野営地中が深い悲しみにおおわれました。

40.  翌朝はやく、人々は約束の国に向かって出発しようとしました。「私たちが悪かった。 これからは神様の約束を信じて進もう。」

41.  「もう遅い。 荒野へ行けと言われる神様の命令に背くつもりか。

42. かってに進んだら、敵にやられるだけだ。 神様はもういっしょにはおられないのだぞ。 

43. あそこには、アマレク人やカナン人がいるのを忘れたのか。 おまえたちが神様を見捨てたから、今度は神様がおまえたちをお見捨てになる番だ。」 モーセが止めるのも聞かず、

44. 人々はどんどん山地に向かって進みました。 契約の箱もモーセも、野営地にとどまっているのにです。 

45. 案の定、山地に住んでいたアマレク人やカナン人が襲いかかり、人々はやっとの思いでホルマまで逃げて来ました。

民数記 14