民数記 14:24-44 リビングバイブル (JLB)

24. ただ、カレブは違う。彼はいつもわたしを信じ、従い通した。 彼はカナンに入り、子孫たちにその地を残す。 

25. だが、おまえたちは今、アマレク人や渓谷地帯に住むカナン人を恐れているので、ひとまず引き返せ。 あすからは紅海に向かうのだ。」

26-27. このあと神様は、特にモーセとアロンだけに語りました。 「このひねくれた国民は、いつになったら不平を言わなくなるのだろう。もううんざりだ。 

28. 彼らに言ってやれ。 『神様はおまえたちが何よりも恐れていることをなさる。 

29. おまえたちはみな、この荒野で死ぬのだ。 二十歳以上の者で神様に不平を言った者は、一人も約束の国へ入れない。 

30. ただし、エフネの息子カレブと、ヌンの息子ヨシュアは別だ。

31.  おまえたちは、子供が奴隷にされると言ったな。 しかし神様は、彼らを守り、おまえたちがさんざん文句を言ったカナンの国を与えるのだ。 

32. おまえたちの死体は、この荒野に捨てられる。 

33. 最後の一人が死ぬまで、おまえたちの子らはあてもなく四十年もさまよい歩く。 それもみな、神様を信じなかった罰だ。

34-35. スパイが四十日間カナンの国にいたように、一日一年の割で四十年間、荒野にいて罪を償わなければならない。 神様に背けばどうなるか、よーく思い知るがいい。 謀反人どもは一人残らずこの荒野で死ぬと、神様が言われるのだ。』」

36-38. このことがあってから、人々を不安にし、神様に背くようにそそのかした十人のスパイが、まず神様に罰せられて死にました。 生き残ったのはヨシュアとカレブの二人だけでした。 

39. モーセが神様の言われたことを告げると、野営地中が深い悲しみにおおわれました。

40.  翌朝はやく、人々は約束の国に向かって出発しようとしました。「私たちが悪かった。 これからは神様の約束を信じて進もう。」

41.  「もう遅い。 荒野へ行けと言われる神様の命令に背くつもりか。

42. かってに進んだら、敵にやられるだけだ。 神様はもういっしょにはおられないのだぞ。 

43. あそこには、アマレク人やカナン人がいるのを忘れたのか。 おまえたちが神様を見捨てたから、今度は神様がおまえたちをお見捨てになる番だ。」 モーセが止めるのも聞かず、

44. 人々はどんどん山地に向かって進みました。 契約の箱もモーセも、野営地にとどまっているのにです。 

民数記 14