2-3. やがて、泣き声は、モーセとアロンへの痛烈な非難の声に変わりました。「なんてことだ。 こんなことなら、エジプトで死んでたほうがよかった。 あんな国に行くくらいなら、この荒野で死んだほうがまだましだ。 神様はおれたちを殺すつもりなんだ。 そうなったら、妻や子は奴隷にされてしまう。 こんな所はさっさと逃げ出して、エジプトへ帰ろう。」
15. 今イスラエル国民を一人残らず滅ぼそうものなら、どうなるでしょう。 神様のすばらしさを耳にしていた人々は、これ幸い、
16. 『なんだ、あの神は。 荒野でイスラエル人どもを養うこともできず、結局は殺してしまった。 約束の地へ連れて行く力など、初めからなかったのさ』と、ばかにするに違いありません。
17-18. お願いです。 どうかお力を示してください。 どうか堪えてください。 以前と変わらず私たちを愛し、罪を赦してください。 確かに神様は、『罪は必ず罰する。 父親の罪を三、四代にわたるまで罰する』と言われました。
19. しかし、あえてお願いします。 私たちをお赦しくださいっ。 エジプトを出てから今日まで、いつも赦してくださったように、今も変わらず私たちを愛してください。」
20-23. 「それほど言うなら赦そう。 だが、これだけは言っておく。 エジプトでもこの荒野でも、すばらしい奇蹟を見ながら、十度も強情を張り、わたしを信ぜず、従おうともしなかった者たちは、決して約束の国を見ることはできない。 その栄光が全地に満ちている神であるわたしがこう言う以上、絶対に確かだ。