1. それを聞いた人々は、大声でわめき、夜通し泣き続けました。
4. この声は野営地中に広まり、「エジプトに連れ戻してくれる指導者を立てよう」と、人々は叫ぶのでした。
5. モーセとアロンは、人々の前で顔を地につけて、ひたすら神様に祈りました。
6. スパイに加わったヌンの息子ヨシュアとエフネの息子カレブは、人々のあまりの情けなさに着物を引き裂き、
7. こう訴えました。 「目の前にあるのはすばらしい国だ。
8. それに神様が味方だ。 私たちを安全に導き、必ずその国を下さる。 『乳と蜜が流れる』、すばらしい国を下さるのだ。
9. 神様に背くのはやめよう。人間なんか恐れるな。 神様がいっしょにおられる。 だれも神様にはかなわない。 だから、恐れることはないのだっ。」
10-11. ところが人々は、二人の言うことを聞こうともせず、かえって石で打ち殺そうとしたのです。 その時、神様の栄光が現われ、神様の声が響きました。 「モーセよ、この者たちはいつまでわたしをばかにするのか。 あれだけの奇蹟を見ても、まだわたしを信じないのか。
12. もう彼らには見切りをつけた。 伝染病で滅ぼしてしまおう。 代わりにあなたから、もっと強く、もっと偉大な国民を起こそう。」
13. しかしモーセは、必死の思いで神様に頼みました。 「ですが神様、このことを聞いたら、エジプト人は何と言うでしょう。 私たちが助け出された時、彼らは神様の力をいやと言うほど思い知ったはずです。