28. これが、旅をする時の各部族の順番です。
29. ある日モーセは、ミデヤン人レウエルの息子で、義理の兄弟にあたるホバブに言いました。 「いよいよ約束の国へ出発します。 どうです、いっしょに来ませんか。 決して悪いようにはしませんよ。神様のすばらしい約束があるのだから、何も心配はいりません。」
30. 「せっかくだが、国の家族のもとに帰らなければ……。」
31. 「そう言わず、どうかいっしょに来てください。 荒野の道にくわしい人がいてくれると、ほんとに助かるんです。
32. 神様が下さるものは何でもお分けしますよ。」
33. 一行は、シナイ山を出発してから三日間、旅を続けました。 神の契約の箱が先頭です。 そうやって、休む場所を捜すのです。
34. 出発したのは昼間で、雲が一行の前に進みました。
35. 契約の箱がかつぎ上げられる瞬間、モーセは大声で祈りました。 「神様、立ち上がってくださいっ。 敵をみな、さんざんに追い散らしてください。」
36. また、休むために箱が下ろされる時は、「ああ神様っ。 イスラエル全国民のところにお戻りください」と祈りました。