3. 女王は、その知恵の深さにびっくりし、宮殿の美しさにすっかり圧倒されました。
4. その上、食卓の料理の豪勢なこと、王に仕える家来や従者の多いことは、目をみはるばかりです。 彼らのそろいの服装、威儀を正した側近たち、王を護衛する人々を見て、息も止まりそうでした。
5. そこで、思ったとおりをソロモン王に言いました。「国で陛下についてお聞きしたことは、みなほんとうでした。
6. 実は、ここに来て、この目で拝見するまでは、とても信じられませんでした。 私が想像していたより、はるかにすばらしい知恵をお持ちですこと。
7. おそばにいて、陛下のお話を聞けるこの方々は、なんと幸せなことでしょう。
8. 陛下の神様が、ほめたたえられますように! 神様はイスラエルをことのほか愛しておられるので、陛下のようなすばらしい王を、お立てになったに違いありませんわ。 きっと、イスラエルが、いつまでも偉大な、強い国民であることを望んでおられるのです。」
9. 女王は王に、三億円相当の金と、最高の品質を誇る大量の香油、それに無数の宝石を贈りました。
10. フラム王とソロモン王の乗組員たちは、オフィルから、金のほかに、びゃくだんの木材と宝石を運んで来ました。
11. 王はびゃくだんで、神殿と宮殿の階段を作り、また合唱隊の竪琴や琴も作りました。このように見事な楽器は、これまでユダのどこにもありませんでした。
12. ソロモン王は、シェバの女王に、もらった贈り物に見合う品物を贈り、その上、望みの物は何でも与えました。 それから、女王と家来の一行は故国へ帰って行きました。
17. また、大きな象牙の王座を作り、これに純金をかぶせました。