2. 王は、イスラエルの部族と氏族の長を全員エルサレムに召集し、契約の箱を、シオンと呼ばれるダビデの町の神の天幕から、新しい神殿に移しました。
3. この儀式は、恒例の十月の仮庵の祭りの日に行なわれました。
4-5. イスラエルの指導者たちが見守る中で、レビ人が箱をかつぎ上げ、そのほかの聖い器具とともに、運び出したのです。
6. 王をはじめ人々は、箱の前で羊や牛をいけにえにささげましたが、その数はあまりに多くて、数えることができませんでした。
7-8. それから、祭司たちは箱を神殿の奥の至聖所に運び入れ、ケルビム(天使を象徴する像)の翼の下に置きました。 翼は、箱とかつぎ棒をおおうような形で広がっていました。
10. 箱の中には、二枚の石板のほかは何もありませんでした。 その石板は、神様が、エジプトから出て来たイスラエル国民と契約を結ばれた時、モーセがホレブ山(シナイ山)で箱に納めたものです。