1. ユダの国民は、十六歳のウジヤを新しい王としました。
10. また、ネゲブにも要塞を築き、水ためを幾つも掘りました。 谷にも平地にも、多くの家畜の群れがいたからです。 王は土に親しむ人で、山の中腹や、よく肥えた平野に農園やぶどう畑をたくさん持っていました。
11. ウジヤ王は、軍隊を組織化して、陸軍長官エイエルと補佐官マアセヤの割り振った、各部隊に編成しました。 最高司令官はハナヌヤ将軍でした。
12. 二千六百人の勇敢な氏族の指導者が、各部隊を指揮しました。
13. この軍隊の兵力はえり抜きの三十万七千五百でした。
14. 王は全軍を盾、槍、かぶと、よろい、弓、石投げの石などで武装させました。
15. さらに、すぐれた発明家の考案した、やぐらや城壁の角にある塔から矢や大きな石を打ち出す新兵器を、エルサレムで製造しました。 神様が王に力を貸したので、ウジヤ王は非常に有名になりました。
16. ところが、それに気をよくした王は思い上がり、ついに堕落への道を進み始めました。 入ることを禁じられていた神殿の聖所に入って、祭壇の上で香をたくようなことまでして、神様に罪を犯したのです。
17-18. 大祭司アザルヤは、勇気ある祭司八十人を従えて入って来て、口々に、出て行くようにと言いました。「陛下。 香をたくことは、王の仕事ではなく、アロンの子孫である祭司だけの仕事です。 すぐ出てください。 陛下は罪を犯したのです。 こんなことを、神様はおほめにはなりません。」