2. 数年して、サマリヤにアハブ王を訪ねると、王は大宴会を開き、たくさんの羊や牛を料理してふるまいました。 そのあとで王は、ラモテ・ギルアデの攻撃作戦に参加しないかと持ちかけました。
3-5. 「よろしいですとも。 どこまでも、あなたについて行きますよ。 わが軍はあなたの指揮下にあるようなものです。 それにしても、まず、神様にうかがいを立ててみようじゃありませんか。」 ヨシャパテ王は二つ返事で答えました。そこでアハブ王は、おかかえの異教の預言者四百人を集め、「ラモテ・ギルアデへ攻め上るべきだろうか、それとも、やめるべきだろうか」と尋ねました。「行きなさい。 勝利はまちがいありません。」 彼らは口々に答えました。
6-7. ところが、ヨシャパテ王は満足しません。 「ここには、神の預言者はいないのですか。 神の預言者にも、同じ質問をしてみたいですな。」「一人だけいます。 あまり好かん男ですがね。 イムラの子でミカヤといいますが、いつも悪いことしか預言しないときてるんです。」「ま、そんなことは言わず、彼の言うことも聞いてみましょう。」
8. そこで、イスラエルの王は側近の一人を呼び、「急いで、イムラの子ミカヤを呼んでまいれ」と命じました。
9. 王衣をまとった二人の王が、威儀を正して、サマリヤの門の入口にある広場の王座につくと、その前で、預言者たちが次々に預言しました。