1. アビヤ王はエルサレムに葬られ、息子アサが新しくユダの王となりました。 アサが王になった最初の十年間は、平和が続きました。
2. アサ王が心から神様に従っていたからです。
3. 王は丘の上の偶像の祭壇を取りこわし、柱を砕き、いまわしいアシェラの偶像を切り倒しました。
4. そして、全国民に、先祖の神様の教えに従うよう命じたのです。
5. また、ユダのすべての町から、丘の上にある太陽神の像と香の祭壇を取り払いました。 それで神様は、アサの王国に平和をお与えになったのです。
6. 王は、国中に、城壁に囲まれた町々を築くことができました。
7. アサ王は国民に語りました。 「今こそ、要塞の町を建てる時だ。私たちが神様に従ったので、神様が平和を与えていてくださるからだ。 城壁で囲まれ、やぐら、門、かんぬきを備えた要塞の町を築こう。」 国民は計画をみごとに実現しました。
8. アサ王の率いるユダ軍には、小盾と槍で武装した、三十万のえり抜きの兵士がいました。 また、ベニヤミン軍は二十八万を数え、大盾と弓で武装していました。 両軍とも十分に訓練された勇士ばかりです。
11. 王は大声で神様に祈りました。 「ああ、神様。 私たちを救えるのは神様だけです。 私たちはこの大軍を前にして、あまりにも無力です。 神様、どうか、お助けください! 神様だけに信頼し、神様の御名によって、この大軍にあたります。 ただの人間に神様を負かすようなことは、させないでください!」
12. 神様はエチオピヤ軍を破ってくださいました。 エチオピヤ人は逃げ、アサ王とユダ軍の勝利です。
13. ユダ軍は、敗走する敵をゲラルまで追いつめたので、敵は全滅し、生き残った者は一人もいませんでした。 神様とその軍隊が、彼らを滅ぼしたからです。 ユダ軍は山のような戦利品を持ち帰りました。