9. だがおまえに一人の子を授けよう。その子の代には、周囲の国と平和を保てるようにするので、彼は平和の人ソロモンと呼ばれる。 イスラエルは平和一色に塗りつぶされる。
10. このソロモンこそが、神殿を建てるのだ。 彼はわたしの子となり、わたしは彼の父となる。 彼の子孫に末長くイスラエルを治めさせよう』とな。
11. そこでじゃ、どうか、神様が共におられ、神殿をりっぱに建て上げさせてくださるように。
12. おまえに正しい判断力を与えて、イスラエルの王となった時、神様の教えをすべて守れるようにしてくださるように。
13. 神様がモーセをとおしてイスラエルにお与えになった教えを、注意深く守るなら、まちがいなく栄える。 何ものをも恐れず、強く、雄々しく、熱心に励め!
14. わしは苦労して、九千億円相当の金塊と、六億円相当の銀塊、それに量りきれないほど多くの鉄や青銅を集めた。 壁用の木材や石材も集めた。 これだけあれば、工事の第一段階は、なんとか間に合うじゃろう。
15. おまえには、数えきれないほど大ぜいの石工や大工、各種の熟練工がついている。
16. みな優秀な金や銀の細工人、鉄や青銅を扱う専門家ばかりだ。 さあ、仕事にかかるがよい。 どうか、神様が共におられるように。」