1. アモンの王ナハシュが死に、息子ハヌンが新しく王となりました。
4. そこでハヌン王は、使者たちのひげをそり落とし、服を半分切り取って腰が丸見えになるようにし、さんざん侮辱した上で追い返しました。
5. 事のいきさつを知ったダビデ王は、ひどい目に会った一行に、ひげが伸びるまでエリコにとどまるように、と伝えました。
6. ハヌン王は判断を誤ったことに気づくと、六億円もかけて、メソポタミヤ、アラム・マアカ、ツォバから、歩兵、戦車、騎兵を雇いました。
7. 雇い入れた戦車三万二千台と、マアカ王の全軍は、メデバに陣を張り、そこで、ハヌン王がアモンの町々から集めた軍勢と合流しました。
8. ダビデ王はこれを知ると、ヨアブの率いるイスラエル最強の軍隊を差し向けました。
9. アモン軍が迎え撃って、メデバの町の門で、いよいよ戦闘開始です。 その間、敵側の外人部隊は町の外に出ていました。
10. ヨアブは敵が前後にいるのを知り、兵力を二分して、一部をシリヤ人に立ち向かわせました。
11. 残りは彼の兄弟アブシャイの指揮下に入って、アモン人に攻撃をしかけたのです。
12. ヨアブはアブシャイに言いました。 「もしシリヤ人が強くて私の手に余るようだったら、助けに来てくれ。 もしアモン人が強くておまえの手に余るようなら、助けに行こう。
13. 勇気を出せ。 国の安全はわれわれの肩にかかっている。 堂々と戦おう。 神様が最善をなしてくださることを信じてな。」
14. ヨアブの指揮する隊が攻撃すると、シリヤ人は回れ右をして逃げ出しました。