歴代志上 11:15-24-25 リビングバイブル (JLB)

15.  ある時、三十人勇士のうちのこの三人は、アドラムのほら穴に身をひそめていたダビデ王のもとに来ました。 ペリシテ人はレファイムの谷に陣を張っていましたが、 

16. その時、ダビデ王は要害にいたのです。 ペリシテ人の前哨部隊はベツレヘムを占領していました。 

17. ふと王が、ベツレヘムの門の中にある井戸の水を飲みたいと、家来にもらした時、 

18-19. この三人がペリシテ人の陣営を突き抜け、井戸の水をくみ、王のところへ持ち帰ったのです。 ところが王は、その水を飲もうとしないばかりか、それを神様へのささげ物として注ぎかけ、こう言いました。 「これはとても飲めん。 いのちをかけて運んで来た、三人の勇士の血に等しいものだ。」

20.  ヨアブの兄弟アブシャイは、三十人勇士の指揮官でした。 彼は、一度に槍で三百人を殺し、三十人勇士の仲間に入りました。 

21. その評判は三十人勇士のうち第一でしたが、三大勇士には及びませんでした。

22.  カブツェエル出身の大勇士を父に持つベナヤは、名うてのモアブの巨人二人を殺しました。 また、雪の降る日に、すべりやすい穴に降りて行き、ライオンをしとめました。 

23. ある時などは、機織棒のように太い槍を持った、身長二メートル半もあるエジプト人を殺しました。 そのとき彼は、たった一本の杖を手に、相手に近づき、ひったくった槍で刺し殺したのです。 

24-25. ベナヤは三大勇士と同じくらい有名で、三十人勇士の中でも、特に高い評判を得ていました。 王は彼を護衛隊長にしました。

歴代志上 11