士師記 9:47-48-53 リビングバイブル (JLB)

5. そして、一行を率いてオフラにある父の家へ行き、そこの石の上で、腹違いの兄弟七十人を殺してしまったのです。 ただし、最年少のヨタムだけは難を避けて隠れていました。 

6. シェケムとベテ・ミロの住民は、シェケムの要塞のそばにある樫の木の下に集まって相談し、アビメレクをイスラエルの王にまつり上げました。

7.  これを知ってヨタムは、ゲリジム山の頂上に立ち、シェケムの人人に大声で叫びました。 「皆さん。 神様に祝福されたかったら、私の言い分を聞いてくれ。 

8. 昔、木々が王様を選ぶことにした。 最初に、オリーブの木に王様になってくれと頼んだが、 

9. 断わられてしまった。『わしゃ、神様と人とを祝福するためのオリーブ油をつくり出すのが楽しいんじゃよ。 ただ木々の上にそよいでいるだけなんて、まっぴらだ。』

47-48. このことを聞いたアビメレクは、兵を率いてツァルモン山に登り、斧で木の枝を切り、束ねて背負うと、「おれのやるようにやれ」と一同に命じました。 

49. こう言われて、家来はめいめい、急いで枝を切って束ね、かついでとりでの町に引き返しました。 そしてアビメレクのするとおり、たきぎをとりでの回りに積み上げ、火をつけたのです。 それで、とりでの中にいた約千人の男女が焼け死んでしまいました。

50.  次にアビメレクは、テベツの町を攻撃し、占領しました。 

51. しかし、町にはとりでがあったので、住民はみなそこに逃げ込みました。人々はバリケードを築いて立てこもり、屋根に見張りを立てました。

52. ところが、アビメレクがとりでを焼き打ちにしようと近づいた時、

53. 屋根の上にいた一人の女が石臼を投げたのです。 それがアビメレクの頭上に落ち、頭蓋骨を打ち砕いてしまいました。

士師記 9